絵本「満月をまって」あすなろ書房
作者はバーバラ・クーニーです。残念ながら10年ほど前に亡くなられました。
娘に昨日届いたこの絵本に思わず目がいきました。
なぜなら、帯にこう書いてあったからです。
「木の声を聞き、風の歌を編む、、、」
今から100年以上前、ニューヨークのハドソンから遠くないコロンビアの山のなかで、カゴを編んでくらしていた人々を描いた絵本です。
そして、最後にカゴを編んでいた女性は1996年に亡くなってしまったそうです。
カゴを使う代わりに、みんなダンボールやビニール袋を使うようになったからです。
買い物に使うビニール袋の代わりに、いまでも木や蔓のカゴが使われているなら、
どんなに美しい光景でしょうね、、、
絵本のなかで、ビッグ・ジョーというおじいさんが少年に言います。
「風は見ている」
この言葉が脳裏に残っています、、、