ヘナは白髪染めだけではなく、トリートメント効果の高さもよく知られています。
ヘナがどのようにトリートメントをしているのか、説明したいと思います。
白髪染めと同時にトリートメントできるヘナは、髪の毛の表皮のキューティクルを開けて、
髪の内部に入り込みます。
髪の毛は、表皮をキューティクルで覆われ、内部はコルテックスと呼ばれるタンパク質、ケラチンで構成されています。
キューティクルの隙間から、ヘナを内部に浸透させるには、キューティクルを熱や湿気で開かなければなりません。
トリートメントは、リンスとは違います。
リンスはキューティクルの部分、つまり外側を覆って、ツヤやコシを髪に与えます。髪の表面をコーティングしてよく見せているにすぎません。
トリートメントは、髪の内部に浸透して、内部のコルテックス(タンパク質、ケラチン)の損傷部を修復します。
ヘナはその傷んだコルテックス、空洞ができた髪の内部を埋めて、外側をコーティングする役割をします。
ヘナの後は、白髪が染まるだけではなく、黒髪も丈夫に健康にしなやかになります。