ヘナは白髪染めだけではなく、トリートメント効果の高さもよく知られています。
トリートメント効果とは、傷んだ髪を修復し、頭皮の健康を取り戻し、髪に本来のつややコシを与えることです。
しかし、毎日使うシャンプーやリンスでせっかくヘナでトリートメントした髪や頭皮も、また傷んでしまっています。
髪や頭皮にいい石けんシャンプーは、どのように見分ければいいのでしょうか?
成分表示からチェックするしかありませんね。
石けん素地(カリ石けん素地)、石けん分(純石けん分)、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム、が主成分であれば、石けんシャンプーです。
多くの商品には、これらの主成分に保湿剤や香料、金属封鎖剤(CMC)、酸化防止剤、保存料などの添加物が配合されています。
前回も書きましたが、石けんの成分は、2種類に分かれます。
・動植物油脂にナトリウムを化合させてできたものが脂肪酸ナトリウムで、固形石けんと粉石けんになります。
・ 動植物油脂とカリウムとの化合物は、脂肪酸カリで液体石けんになります。石けんシャンプーはこれに当たります。
石けんの原料の油脂は、脂肪酸とグリセリンで構成されます。
洗浄成分はアミノ酸系の界面活性剤というシャンプーは、石けんではなく、両性イオン系の合成界面活性剤なので注意したほうがよさそうです。
シャンプーやリンス類は、アレルギーなどを起こしやすい指定成分以外は表示義務はありません。そのため、界面活性剤の種類すら明記されていないものが少なくありません。
商品の表示の中に「せっけんシャンプー」と明記しているものであれば、まず間違いないでしょう。
ただし、石けんの洗浄力は強く、ヘナの色落ちを早めてしまいます。
できましたら、アムラやシカカイをシャンプー、トリートメントとしてお勧めします。